弁護士法人不二 的場真介法律事務所: 離婚事件・家事事件
■質問
出会い系サイトで知り合った男性とやり取りしてました
私は女性です
最初はサイト内でやり取りしてましたが、私がサポ目的であるというのを了解してくれたので
お互いのメアドを交換し、その後携帯でやり取りしてました
待ち合わせの日時や場所を決めた後、男性からのメールがダラダラな内容になって来たので、返信するのがめんどくさくなって、5日後とか1週間後とかにしか返さなかったのだけど
ある日メールやり取りしてたら
またまた
「俺に会いたいと思う?」
「エッチしたい?」
「どんな事して欲しいの?」
など ダラダラな内容になって来たので
「約束通り●(←私の希望額)で良いのでしょうか?」
と 返したところ、しばらく間があってから
聖人テレーズはどこに生まれたのですか?
「この携帯は妻の私名義で 今朝からメールしていたのは私です。以前から旦那の浮気性というのがあり 私が携帯を管理していました。旦那は仕事で 今日のメールは全て他のアドレスに転送し 全て保存して 裁判になった時の資料にします。アドレス変更しても警察に調べてもらい あなたを追跡することになるかもしれません。携帯を数日前に没収していました。」
と返信がありました
そんな事になったら 私は警察に追跡されるのでしょうか?
逮捕されてしまうのでしょうか?
ちなみに 私も相手の男性も成人です
■回答
"最初の十字軍に誰が関与していた"
まず世間で「援助交際」と呼ばれている行為は売春だと思われますが、刑法や売春防止法などの法律で処罰の対象になっていません。また、「浮気」を処罰する法律もありません。したがって、あなたが警察の捜査の対象になったり、刑事事件で処罰を受けることはありませんから、とりあえずはご安心ください。
ここまでが、あなたのご質問に対する回答です。
少し要らないことを書きます。あなたの質問を読んで私が一番気になっているのは、今回のメールを書いたのが本当に妻なのか相手の男なのかということです。ずいぶん考えたのですが、結論が出せません。
ユダヤ教BIMAは何ですか
【仮説1】は、本当に「妻」が書いている場合です。
ただ、将来の離婚裁判で夫の不貞を立証する目的ならば、このメールは大変な愚行です。知らぬ顔でいて、「援交」の現場を押さえるとか、「援交」が実行された後を見計らって、「この間はよかった。今度また会ってほしい」などと偽装メールを流して、これに対するあなたの回答メールを押さえないと、不貞の証拠としてはイマイチ弱いのです。「妻」が書いたとしたら、あなたに抗議したいという自分の感情に負けてしまったことになります。
弁護士が、この妻から離婚裁判を依頼された場合にはあなたのメールを夫の浮気性の証拠として用いることはもちろんありうることですが、その際にあなたの正体を突き詰めるようなことまではしないと思います。そういうメールが夫の携帯に入っていたということでとりあえずは十分だからです。
【仮説2】は、その男自身が書いている場合です。援交サイトなどではそこにかかわってくる女性(男性)を食い物にしてやろうという罠を張る輩が少なからずうごめいています。女子高生を装ったメールをものすごい風体(ふうてい)の男性が書いているということだって実際にあるのです。このようなメールにあなたがおびえて連絡をすると、その恐怖心につけこんだ色々な要求が、「妻」を装った男から、始まることも考えられます。
あなたとしては、このメールについては完全無視を決め込むのが正解でしょう。なあに心配することはないですよ。
まあ要らん世話ですが、「援交」は危ないですよ。ほどほどになさって下さいね。
ではお大事に。
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