2012年5月19日土曜日

プラハ – Praha « ヨーロッパ芸術街道


プラハ - Praha

 プラハは、約1000年に渡って建築された様々な時代様式の建物が立ち並ぶことから、"百塔の町"と呼ばれている。丘には雄渾なプラハ城が聳え、両脇に30対の彫像を並べたカレル橋を渡ってヴルタヴァ川(モルダウ川)の対岸を進むと、15世紀の天文時計が動く旧市庁舎や2本の尖塔が印象的なティーン教会などの歴史的建造物に囲まれた旧市街広場に出る。15世紀のチェコ宗教改革の旗手ヤン・フスの銅像が広場の中央に堂々と立っている。

 プラハは建築のみならず、音楽、美術、文学にもゆかりが深い。毎年5月に開催されている「プラハの春音楽祭」では、市民会館のスメタナ・ホールとルドルフィヌムのドヴォルザーク・ホールを中心舞台に、世界一流の演奏家がコンサートを繰り広げる。チェコ国民楽派のスメタナ� �命日にあたる音楽祭初日の5月12日には、「モルダウ」を含むスメタナ作曲「わが祖国」連作交響詩が演奏される。

 プラハ市内には、チェコの作曲家であるスメタナやドヴォルザークの博物館のみならず、プラハで活躍したオーストリアの作曲家モーツァルトが滞在した別荘を博物館にしたベルトラムカも存在する。モーツァルトが自身の指揮で「ドン・ジョバンニ」を含む2つのオペラを初演したプラハのエステート劇場では、今でもモーツァルトのオペラを楽しむことができる。その他にも、国民劇場やプラハ国立歌劇場など、由緒ある音楽劇場が目白押しである。

 美術では、20世紀初頭のアールヌーボーの画家ミュシャが、市民会館の壁画装飾や聖ヴィート大聖堂のステンドグラスのデザインなど、プラハ各所の装飾を 手がけている。プラハにはミュシャの代表作を展示するミュシャ博物館もある。文学では、プラハの旧市街で生まれた作家フランツ・カフカの博物館が、ヴルタヴァ川沿いに設けられている。その他にも、ゴーレム伝説の舞台となった新旧シナゴーグをはじめ、バラエティー豊かなシナゴーグを見学できるユダヤ人地区など、プラハの見どころは尽きることがない。

 プラハ郊外には、10世紀に歴史を遡るヴィシェフラット城があり、城跡と教会のある巨大な公園となっている。ここには、作曲家のスメタナやドヴォルザーク、指揮者のクーベリック、画家のミュシャ、作家のチャペックなど、チェコを代表する人物の墓がある。スメタナの連作交響詩「わが祖国」の第1曲目は、このヴィシェフラド城を題材にしている。

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プラハ - Prahaの地図



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プラハ - Prahaの詳細情報


美術スポット

ミュシャ美術館 (Mucha Museum)

概要: チェコを代表するアール・ヌーボー時代の芸術家アルフォンス・ミュシャの美術館。ミュシャが制作した油彩画、素描画、パステル画、彫刻、写真などの代表的作品が展示されている。特にミュシャがパリで名声を得た時代(1887年~1904年)に制作されたポスター作品が見どころ。ミュシャのアトリエを再現したスペースや、ミュシャのドキュメンタリー映画も公開されている。
住所: Kaunický palác, Panská 7, 110 00 Prague 1, Czech Republic
リンク: ミュシャ美術館のホームページ
開館情報: 毎日10:00~18:00
料金: 一般180チェコ・コルナ(CZK)
参考情報: 予約制の英語ガイドツアーあり。ミュージアムショップでは、ミュシャ・グッズが充実している。

プラハ国立美術館 (Národní galerie v Praze - Šternberský palác)


大恐慌でドイツ
概要: プラハ城の敷地にあるシュテルンベルク宮殿で、バロック期以前のヨーロッパ美術が展示されている。ギリシャ・ローマ時代の古典美術、14世紀から16世紀に至るイタリアやドイツのルネサンスやマニエリズム時代の絵画、16世紀から18世紀に至るイタリア、スペイン、フランス、オランダのバロック絵画などが展示されている。ブロンズィーノ、クラナハ、ティントレット、リベラ、ティエポロ、エル・グレコ、ゴヤ、ルーベンス、ファン・ダイク、レンブラント、フランス・ハルス、ロイスダールなどによる作品を所蔵している。
住所: Hradčanské nám. 15, 118 00 Praha 1, Czech Republic
リンク: プラハ国立美術館のページ
開館情報: 10:00~18:00。月曜日休館。
料金: 一般150チェコ・コルナ(CZK)

プラハ国立美術館・ボヘミアバロック部門 (Národní galerie v Praze - Schwarzenberský palác)

概要: バロック時代を中心としたボヘミア美術を展示するプラハ国立美術館の部門。ルドルフ2世統治時代をはじめ、16世紀から18世紀に制作された絵画、彫刻、素描などの美術品が、プラハ城の敷地にあるシュワルツェンベルク宮殿で展示されている。
住所: Hradčanské nám. 2, 118 00 Praha 1, Czech Republic
リンク: プラハ国立美術館 - ボヘミア・バロック部門のページ
開館情報: 10:00~18:00。月曜日休館
料金: 一般150チェコ・コルナ(CZK)

国立博物館 (Národní muzeum)

概要: 1818年に創設されたチェコの国立博物館。自然科学、歴史、美術、音楽、書籍などに関する、あらゆる博物品を展示している。19世紀後半に新古典様式で建築されたメインの建物は、2011年12月から2015年6月までの43ヶ月に渡る改修工事のため、2011年7月7日より閉館中。
住所: Václavské náměstí 68, 115 79 Praha 1, Czech Republic
リンク: 国立博物館のホームページ
参考情報: 2011年7月7日から改築工事のため閉館中。

音楽スポット

プラハの春音楽祭 (Pražské jaro)

概要: チェコ国民学派を代表するスメタナの命日である5月12日から、約3週間に渡って毎年開催される国際的な音楽祭。市民会館のスメタナ・ホールと、ルドルフィヌムのドヴォルザーク・ホールを中心に、プラハの各会場で数々のコンサートが開催される。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団を中心とした、国内・国外の著名なオーケストラや演奏家が参加する。初日はスメタナ作曲の連作交響詩「わが祖国」が演奏され、最終日は通常スメタナと並んでチェコを代表する作曲家のドヴォルザークやヤナーチェクの作品が演奏される。プラハの春音楽祭は、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の創設50周年にあたる1946年に始まり、2012年で67回目を迎える。若手演奏家の援助にも力を入れており、プラハの春国際音楽コンクールも開催される。住所: Hellichova 18, 118 00 Praha 1, Czech Republic (事務局)
リンク: プラハの春音楽祭のホームページ
開催期間: 2012年は5月12日~6月3日。
参考情報: ホームページよりチケットを購入することができる。

スメタナ・ホール - 市民会館 (Smetanova síň - Obecní dům)


何日トレントンNJの戦いが戦った
概要: チェコを代表する芸術家・建築家が1912年に完成させた市民会館。館内にある様々な目的の部屋がそれぞれアールヌーボー様式で豪華に装飾されており、中でもミュシャが装飾を手がけた市長の間が有名。館内の中心的存在はスメタナ・ホールで、1918年にはチェコスロバキア独立宣言の舞台となった。スメタナ・ホールはプラハの春音楽祭のメイン会場としても利用されている。
住所: Republiky 5, 111 21 Prague 1, Czech Republic
リンク: 市民会館のホームページ
開館情報: 10:00~20:00(チケットセンター)
料金: ガイドツアー、一般290チェコ・コルナ(CZK)
参考情報: ミュシャが装飾を手がけた市長の間をはじめとした内部装飾を閲覧するためには、市民会館のガイドツアーに参加する必要がある(英語あり)。毎月のガイドツアー・スケジュール情報がホームページの http://www.obecnidum.cz/web/en/tours-of-the-municipal-house に掲載されている。

ドヴォルザーク・ホール - ルドルフィヌム (Dvořákova síň -Rudolfinum)

概要: ヴルタヴァ川沿いに新古典様式建築され、1885年に落成したチェコを代表するコンサートホール。建物の建築プロジェクトを推進したオーストリア皇太子ルドルフにちなんで「ルドルフィヌム」と命名された。1946年よりチェコ・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地。毎年5月に開催されるプラハの春音楽祭の主要会場としても利用されている。ドヴォルザーク・ホールでは、ドヴォルザーク自身も1896年にチェコ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮している。また建物前の広場にはドヴォルザーク像がある。ルドルフィヌム内には、現代アートを展示するルドルフィヌム・ギャラリーも存在する。
住所: Alsovo Nabrezi 12, Old Town, Prague 1, Czech Republic
リンク: ルドルフィヌムのホームページ

国民劇場 (Národní divadlo)

概要: ヴァルタヴァ川沿いのプラハ城を望む位置に立つチェコの国民的劇場。オーストリア領であったチェコではドイツ語による劇場しか存在しなかったが、19世紀後半にチェコ語によるチェコ人のための劇場建築が求められるようになり、チェコ国民の寄付によって建築が実現した。1881年にスメタナのオペラ「リブシェ」で落成するものの、数ヵ月後に火災に遭い、再び民衆から集められた資金によって1883年に再建され、再びスメタナの「リブシェ」で正式に再開を果たした。他の歴史的な劇場であるエステート劇場とコロヴラト劇場と共に、古典から現代に至るオペラ、バレエ、演劇を上演している。
住所: Ostrovní 1, Praha 1, Czech Republic
リンク: 国民劇場のホームページ
参考情報: 当日チケットは 開演45分前からの取り扱い。チケットオフィスは国民劇場とコロヴラト劇場で10:00~18:00にオープン。

エステート劇場 (Stavovské divadlo)

概要: 1783年に完成したプラハを代表する新古典様式の劇場。スタヴォフスケー劇場とも呼ばれている。モーツァルトが代表作のオペラ「ドン・ジョヴァンニ」を1787年に自身の指揮で初演したオペラ劇場として有名で、モーツァルトはオペラ「皇帝ティートの慈悲」もここで初演している。オペラ「フィガロの結婚」を初めとした他の作品も演奏しており、モーツァルト自身が演奏した中で唯一現存している劇場でもある。ドイツのオペラ作曲家ウェーバーが当劇場の音楽監督を務めたこともあり、パガニーニやマーラーも演奏したことがある。初めてのチェコ現代オペラが演奏された劇場でもあり、ここで1834年に初めて歌われた「我が家何処や」はチェコの国歌となっている。
住所: Ovocný trh, Praha 1, Czech Republic
リンク: 国民劇場(エステート劇場の解説含む)のホームページ
参考情報: 当日チケットは 開演45分前からの取り扱い。チケットオフィスは国民劇場とコロヴラト劇場で10:00~18:00にオープン。

プラハ国立歌劇場 (Státní opera)


アルメニア人虐殺は、次の場合に停止した
概要: チェコ国民のために1883年に建築された国民劇場に影響されて、チェコに住むドイツ系住民のための「新ドイツ劇場」として建築されたオペラ劇場。1888年のこけら落しでは、ワーグナーの歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」が上演された。新ロココ様式で装飾されたホールが見どころ。戦前は、グスタフ・マーラー、アレクサンダー・ツェムリンスキー、ジョージ・セル、エーリッヒ・クライバー、オットー・クレンペラーなど、錚々たる面々が指揮を務めた伝統を誇る。
住所: Wilsonova 4, Praha 1, Czech Republic
リンク: プラハ国立歌劇場のホームページ
参考情報: 当日チケットは 開演1時間前からの取り扱い。チケットオフィスは10:00~17:30にオープン(週末は12:00~13:00休み)。

スメタナ博物館 (Muzeum Bedřicha Smetany)

概要: ヴルタヴァ川に架かるカレル橋そばのロケーションにある建物に、チェコの国民学派を代表する作曲家スメタナゆかりの品々を展示した博物館。スメタナの死の年である1884年に新古典様式で完成した建物で、プラハの水道会社が利用していた。1936年よりスメタナ博物館として一般公開されている。館内には直筆の楽譜をはじめ、スメタナの所有物、楽器、写真などが展示されている。スメタナの代表作の抜粋を、自らのセレクションで聞く装置も備えられている。建物の前にはスメタナ像が設けられている。
住所: Novotného lávka 1, 110 00 Praha 1,Czech Republic
リンク: スメタナの家のページ
開館情報: 10:00~17:00。火曜日休館。
料金: 一般50チェコ・コルナ(CZK)
参考情報: 予約制の英語のガイドツアーあり。

ドヴォルザーク博物館 (Muzeum Antonína Dvořáka)

概要: チェコを代表する作曲家のドヴォルザークに関する品々を展示する博物館。18世紀初頭に建てられたバロック様式の建物がドヴォルザーク博物館として1932年から利用されている。博物館は、直筆の楽譜、手紙、当時の写真、コンサートプログラム、ポスター、所有物などを展示しており、ドヴォルザークの生涯や作品に関する資料の収集、展示、保存に勤めている。
住所: Ke Karlovu 20, 120 00 Praha 2, Czech Republic
リンク: ドヴォルザークの家のページ
開館情報: 10:00~17:00(13:30から30分休館)。月曜日休館。4月から9月までの木曜日は11:00~19:00(15:30から30分休館)。
料金: 一般50チェコ・コルナ(CZK)
参考情報: 予約制の英語のガイドツアーあり。

ベルトラムカ (Bertramka)

概要: モーツァルトがプラハで活動した期間に滞在した別荘で、モーツァルトはここでプラハで初演した「ドン・ジョヴァンニ」や「皇帝ティートの慈悲」を作曲したとされている。2009年12月までは博物館としてモーツァルトにゆかりのある楽器などの品々が展示されていたが、借主のチェコ音楽博物館が引き払った際に展示物もすべて引き取られたため、現在は別の機関から貸し出された展示物を使ってモーツァルト協会がベルトラムカの一般公開を続けている。モーツァルトがプラハで住んだ部屋を見ることができる。(2010年時点の情報)
住所: Mozartova 169, 150 00 Praha 5, Czech Republic
リンク: ベルトラムカのホームページ
参考情報: 2009年12月よりこれまでの展示は終了。限定的に公開されている。(2010年時点の情報)

その他見どころ

プラハの見どころ


プラハ城 (Pražský hrad): ボヘミア国王や神聖ローマ皇帝の城として利用された場所で、旧王宮やヴィート大聖堂などの壮麗な建築物をはじめ、聖イジー教会の聖堂と修道院、庭園、黄金の小路などで構成された建物の集合体。国立美術館の古典絵画部門やボヘミアバロック部門、おもちゃの博物館などの博物館も存在する。プラハ城建築の歴史は9世紀に始まり、その後1000年以上に渡り拡張・改修が重ねられたため、様々な時代様式の建築物が混在している。16世紀の神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の時代に錬金術師が住んでいたとされる黄金の小路には、チェコを代表する作家フランツ・カフカが一時的に住んでいたことのある家もある。プラハ城正門のフラッチャニ広場では、毎日正午に衛兵の交代式が行われる。
聖ヴィート大聖堂 (Katedrála svatého Víta): プラハ城の内側に位置するゴシック様式の大聖堂で、チェコ最大の教会建築。1344年から建築が始まり、約600年かけて1929年に完成した。ボヘミア王の墓の多くが存在する。チェコを代表する芸術家ミュシャが20世紀前半にデザインした北側のステンドグラスが見どころの1つ。

カレル橋 (Karlův most): プラハを流れるヴルタヴァ川に架かるヨーロッパ最古の石橋。1357年、ボヘミア王カレル1世(神聖ローマ皇帝カール4世)の時代に建築が開始された。当時は単に石橋と呼ばれていたが18世紀から「カレル橋」と呼ばれるようになった。橋の両サイドには15体ずつ合計30体のバロック様式の彫像が1700年前後に並べられた。現在橋に立っている彫像はすべて複製。彫像の中には、16世紀に日本にキリスト教を伝えた聖フランシスコ・サビエル像がある。また、聖ヤン・ネポムツキー像に触れると幸運が訪れるという伝承がある。

旧市庁舎 (Staroměstská radnice): 旧市街広場に立つ14世紀の市庁舎。塔に設置された15世紀の天文時計とその仕掛けが世界的に有名。午前9時から午後9時の正時に仕掛けが作動する。

ティーン教会 (Kostel Matky Boží před Týnem): プラハの旧市街広場に立つ、80メートルの2本の尖塔がシンボルの教会。14世紀に建築が開始され16世紀にゴシック様式で完成した。ボヘミアにおける宗教改革を先導したチェコの英雄ヤン・フスの像が、ティーン教会前の旧市街広場に立っている。

新旧シナゴーグ(Staronová synagoga): 13世紀の半ばにゴシック様式で建築されたユダヤ教のシナゴーグ。人造人間ゴーレム伝説の舞台でもあり、新旧シナゴーグの屋根裏にゴーレムが安置されていると言い伝えられている。館内を見学する際には、男性の場合は使い捨てのキッパー(小さな皿状の形をしたユダヤ教の帽子)が手渡される(持ち帰り可能)。女性はキッパーは不要。プラハのユダヤ人地区には、その他にマイゼルシナゴーグ、スペインシナゴーグ、ピンカスシナゴーグ、クラウスシナゴーグなどのシナゴーグや、セレモニアル・ホール、旧ユダヤ人墓地、プラハ・ユダヤ博物館に入場することが可能である。新旧シナゴーグのみの入場料は200 CZK、プラハ・ユダヤ博物館の入場料は300 CZK、旧市街にある全てのユダヤ記念物への入場料は480 CZK。



カフカ博物館 (Franz Kafka Museum): プラハのユダヤ人家庭に生まれたチェコを代表する作家フランツ・カフカの博物館。カフカの直筆の原稿や個人の所有物などが展示されている。なお、プラハのユダヤ人地区にあるスペインシナゴーグ前にカフカ像が立っている。
聖ミクラーシュ聖堂 (Kostel svatého Mikuláše): プラハ城の麓にあるマラーストラナ広場に面して建つ18世紀に改築されたバロック様式の教会。モーツァルトが演奏したこのとあるオルガンが有名。旧市街広場にも、18世紀バロック様式で改築された同名の「聖ミクラーシュ聖堂」が存在する。ここには、ボヘミアにおける宗教改革のリーダーであるヤン・フスの偉業を描いた天井画が描かれている。

ヴィシェフラット城 (Vyšehrad): プラハ郊外にある廃墟となった城跡。ヴルタヴァ川沿いの丘に10世紀から建築されたが、14世紀からプラハ城の建築が本格化したため、ヴィシャフラト城は廃墟となった。城跡の他に、ゴシック様式の聖ペテロ・パウロ教会やチェコの著名人が眠る墓地があり、ヴィシャフラト城全体が公園となっている。墓地には作曲家のスメタナやドヴォルザーク、指揮者のクーベリック、画家のミュシャ、作家のチャペックなど、チェコを代表する人物の豪華な墓が並んでいる。なお、スメタナの代表作である連作交響詩「わが祖国」の第1番はここを題材にした「ヴィシェフラド」である。



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