プラハ – Praha « ヨーロッパ芸術街道
プラハ - Praha
プラハは、約1000年に渡って建築された様々な時代様式の建物が立ち並ぶことから、"百塔の町"と呼ばれている。丘には雄渾なプラハ城が聳え、両脇に30対の彫像を並べたカレル橋を渡ってヴルタヴァ川(モルダウ川)の対岸を進むと、15世紀の天文時計が動く旧市庁舎や2本の尖塔が印象的なティーン教会などの歴史的建造物に囲まれた旧市街広場に出る。15世紀のチェコ宗教改革の旗手ヤン・フスの銅像が広場の中央に堂々と立っている。
プラハは建築のみならず、音楽、美術、文学にもゆかりが深い。毎年5月に開催されている「プラハの春音楽祭」では、市民会館のスメタナ・ホールとルドルフィヌムのドヴォルザーク・ホールを中心舞台に、世界一流の演奏家がコンサートを繰り広げる。チェコ国民楽派のスメタナ� �命日にあたる音楽祭初日の5月12日には、「モルダウ」を含むスメタナ作曲「わが祖国」連作交響詩が演奏される。
プラハ市内には、チェコの作曲家であるスメタナやドヴォルザークの博物館のみならず、プラハで活躍したオーストリアの作曲家モーツァルトが滞在した別荘を博物館にしたベルトラムカも存在する。モーツァルトが自身の指揮で「ドン・ジョバンニ」を含む2つのオペラを初演したプラハのエステート劇場では、今でもモーツァルトのオペラを楽しむことができる。その他にも、国民劇場やプラハ国立歌劇場など、由緒ある音楽劇場が目白押しである。
美術では、20世紀初頭のアールヌーボーの画家ミュシャが、市民会館の壁画装飾や聖ヴィート大聖堂のステンドグラスのデザインなど、プラハ各所の装飾を 手がけている。プラハにはミュシャの代表作を展示するミュシャ博物館もある。文学では、プラハの旧市街で生まれた作家フランツ・カフカの博物館が、ヴルタヴァ川沿いに設けられている。その他にも、ゴーレム伝説の舞台となった新旧シナゴーグをはじめ、バラエティー豊かなシナゴーグを見学できるユダヤ人地区など、プラハの見どころは尽きることがない。
プラハ郊外には、10世紀に歴史を遡るヴィシェフラット城があり、城跡と教会のある巨大な公園となっている。ここには、作曲家のスメタナやドヴォルザーク、指揮者のクーベリック、画家のミュシャ、作家のチャペックなど、チェコを代表する人物の墓がある。スメタナの連作交響詩「わが祖国」の第1曲目は、このヴィシェフラド城を題材にしている。
Go to « チェコ – Czech
プラハ - Praha関連記事
プラハ - Prahaの地図
より大きな地図で プラハの地図 を表示
プラハ - Prahaの詳細情報
美術スポット
ミュシャ美術館 (Mucha Museum)
住所: Kaunický palác, Panská 7, 110 00 Prague 1, Czech Republic
リンク: ミュシャ美術館のホームページ
開館情報: 毎日10:00~18:00
料金: 一般180チェコ・コルナ(CZK)
参考情報: 予約制の英語ガイドツアーあり。ミュージアムショップでは、ミュシャ・グッズが充実している。
プラハ国立美術館 (Národní galerie v Praze - Šternberský palác)
大恐慌でドイツ
住所: Hradčanské nám. 15, 118 00 Praha 1, Czech Republic
リンク: プラハ国立美術館のページ
開館情報: 10:00~18:00。月曜日休館。
料金: 一般150チェコ・コルナ(CZK)
プラハ国立美術館・ボヘミアバロック部門 (Národní galerie v Praze - Schwarzenberský palác)
住所: Hradčanské nám. 2, 118 00 Praha 1, Czech Republic
リンク: プラハ国立美術館 - ボヘミア・バロック部門のページ
開館情報: 10:00~18:00。月曜日休館
料金: 一般150チェコ・コルナ(CZK)
国立博物館 (Národní muzeum)
住所: Václavské náměstí 68, 115 79 Praha 1, Czech Republic
リンク: 国立博物館のホームページ
参考情報: 2011年7月7日から改築工事のため閉館中。
音楽スポット
プラハの春音楽祭 (Pražské jaro)
リンク: プラハの春音楽祭のホームページ
開催期間: 2012年は5月12日~6月3日。
参考情報: ホームページよりチケットを購入することができる。
スメタナ・ホール - 市民会館 (Smetanova síň - Obecní dům)
何日トレントンNJの戦いが戦った
住所: Republiky 5, 111 21 Prague 1, Czech Republic
リンク: 市民会館のホームページ
開館情報: 10:00~20:00(チケットセンター)
料金: ガイドツアー、一般290チェコ・コルナ(CZK)
参考情報: ミュシャが装飾を手がけた市長の間をはじめとした内部装飾を閲覧するためには、市民会館のガイドツアーに参加する必要がある(英語あり)。毎月のガイドツアー・スケジュール情報がホームページの http://www.obecnidum.cz/web/en/tours-of-the-municipal-house に掲載されている。
ドヴォルザーク・ホール - ルドルフィヌム (Dvořákova síň -Rudolfinum)
住所: Alsovo Nabrezi 12, Old Town, Prague 1, Czech Republic
リンク: ルドルフィヌムのホームページ
国民劇場 (Národní divadlo)
住所: Ostrovní 1, Praha 1, Czech Republic
リンク: 国民劇場のホームページ
参考情報: 当日チケットは 開演45分前からの取り扱い。チケットオフィスは国民劇場とコロヴラト劇場で10:00~18:00にオープン。
エステート劇場 (Stavovské divadlo)
住所: Ovocný trh, Praha 1, Czech Republic
リンク: 国民劇場(エステート劇場の解説含む)のホームページ
参考情報: 当日チケットは 開演45分前からの取り扱い。チケットオフィスは国民劇場とコロヴラト劇場で10:00~18:00にオープン。
プラハ国立歌劇場 (Státní opera)
アルメニア人虐殺は、次の場合に停止した
住所: Wilsonova 4, Praha 1, Czech Republic
リンク: プラハ国立歌劇場のホームページ
参考情報: 当日チケットは 開演1時間前からの取り扱い。チケットオフィスは10:00~17:30にオープン(週末は12:00~13:00休み)。
スメタナ博物館 (Muzeum Bedřicha Smetany)
住所: Novotného lávka 1, 110 00 Praha 1,Czech Republic
リンク: スメタナの家のページ
開館情報: 10:00~17:00。火曜日休館。
料金: 一般50チェコ・コルナ(CZK)
参考情報: 予約制の英語のガイドツアーあり。
ドヴォルザーク博物館 (Muzeum Antonína Dvořáka)
住所: Ke Karlovu 20, 120 00 Praha 2, Czech Republic
リンク: ドヴォルザークの家のページ
開館情報: 10:00~17:00(13:30から30分休館)。月曜日休館。4月から9月までの木曜日は11:00~19:00(15:30から30分休館)。
料金: 一般50チェコ・コルナ(CZK)
参考情報: 予約制の英語のガイドツアーあり。
ベルトラムカ (Bertramka)
住所: Mozartova 169, 150 00 Praha 5, Czech Republic
リンク: ベルトラムカのホームページ
参考情報: 2009年12月よりこれまでの展示は終了。限定的に公開されている。(2010年時点の情報)
その他見どころ
プラハの見どころ
聖ヴィート大聖堂 (Katedrála svatého Víta): プラハ城の内側に位置するゴシック様式の大聖堂で、チェコ最大の教会建築。1344年から建築が始まり、約600年かけて1929年に完成した。ボヘミア王の墓の多くが存在する。チェコを代表する芸術家ミュシャが20世紀前半にデザインした北側のステンドグラスが見どころの1つ。
カレル橋 (Karlův most): プラハを流れるヴルタヴァ川に架かるヨーロッパ最古の石橋。1357年、ボヘミア王カレル1世(神聖ローマ皇帝カール4世)の時代に建築が開始された。当時は単に石橋と呼ばれていたが18世紀から「カレル橋」と呼ばれるようになった。橋の両サイドには15体ずつ合計30体のバロック様式の彫像が1700年前後に並べられた。現在橋に立っている彫像はすべて複製。彫像の中には、16世紀に日本にキリスト教を伝えた聖フランシスコ・サビエル像がある。また、聖ヤン・ネポムツキー像に触れると幸運が訪れるという伝承がある。
旧市庁舎 (Staroměstská radnice): 旧市街広場に立つ14世紀の市庁舎。塔に設置された15世紀の天文時計とその仕掛けが世界的に有名。午前9時から午後9時の正時に仕掛けが作動する。
ティーン教会 (Kostel Matky Boží před Týnem): プラハの旧市街広場に立つ、80メートルの2本の尖塔がシンボルの教会。14世紀に建築が開始され16世紀にゴシック様式で完成した。ボヘミアにおける宗教改革を先導したチェコの英雄ヤン・フスの像が、ティーン教会前の旧市街広場に立っている。
新旧シナゴーグ(Staronová synagoga): 13世紀の半ばにゴシック様式で建築されたユダヤ教のシナゴーグ。人造人間ゴーレム伝説の舞台でもあり、新旧シナゴーグの屋根裏にゴーレムが安置されていると言い伝えられている。館内を見学する際には、男性の場合は使い捨てのキッパー(小さな皿状の形をしたユダヤ教の帽子)が手渡される(持ち帰り可能)。女性はキッパーは不要。プラハのユダヤ人地区には、その他にマイゼルシナゴーグ、スペインシナゴーグ、ピンカスシナゴーグ、クラウスシナゴーグなどのシナゴーグや、セレモニアル・ホール、旧ユダヤ人墓地、プラハ・ユダヤ博物館に入場することが可能である。新旧シナゴーグのみの入場料は200 CZK、プラハ・ユダヤ博物館の入場料は300 CZK、旧市街にある全てのユダヤ記念物への入場料は480 CZK。
カフカ博物館 (Franz Kafka Museum): プラハのユダヤ人家庭に生まれたチェコを代表する作家フランツ・カフカの博物館。カフカの直筆の原稿や個人の所有物などが展示されている。なお、プラハのユダヤ人地区にあるスペインシナゴーグ前にカフカ像が立っている。
聖ミクラーシュ聖堂 (Kostel svatého Mikuláše): プラハ城の麓にあるマラーストラナ広場に面して建つ18世紀に改築されたバロック様式の教会。モーツァルトが演奏したこのとあるオルガンが有名。旧市街広場にも、18世紀バロック様式で改築された同名の「聖ミクラーシュ聖堂」が存在する。ここには、ボヘミアにおける宗教改革のリーダーであるヤン・フスの偉業を描いた天井画が描かれている。
ヴィシェフラット城 (Vyšehrad): プラハ郊外にある廃墟となった城跡。ヴルタヴァ川沿いの丘に10世紀から建築されたが、14世紀からプラハ城の建築が本格化したため、ヴィシャフラト城は廃墟となった。城跡の他に、ゴシック様式の聖ペテロ・パウロ教会やチェコの著名人が眠る墓地があり、ヴィシャフラト城全体が公園となっている。墓地には作曲家のスメタナやドヴォルザーク、指揮者のクーベリック、画家のミュシャ、作家のチャペックなど、チェコを代表する人物の豪華な墓が並んでいる。なお、スメタナの代表作である連作交響詩「わが祖国」の第1番はここを題材にした「ヴィシェフラド」である。
0 コメント:
コメントを投稿